岩橋千塚古墳群の特色

この古墳群は、5世紀から7世紀前半にかけて築造された前方後円墳、円墳、方墳など約850基が集まっており、その古墳の数の多さは全国でも最大クラスといわれています。

 それぞれの古墳の埋葬施設は、結晶片岩の板石を積んで長方形の空間を造った竪穴式石室、横穴式石室などがあります。石室を設けず板石を立ててつくる箱式石棺、また木棺をぶあつく粘土で包んだ粘土槨なども見られます。

 なかでも横穴式石室に見られる石棚と石梁(いしはり)は、岩橋千塚古墳群の最も大きな特徴です。とくに石梁は、割り石を積み上げただけの石室の壁面を崩れにくくするために支える「構造材」の機能があると考えられています。そのため将軍塚などは天井の高さ約4.3メートルの大きな「玄室」(げんしつ・遺骸を収める部屋)を確保することができたと考えられます。また、床の下には排水施設があり、水が外に抜けるような構造になっています。

 

岩橋型の横穴式石室模式図

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