旧谷村まつ氏住宅 (県指定文化財)

 この民家は、清水町粟生にあった茅葺の農家です。清水町は有田川中流域にあり、保田紙やシュロの生産などで有名な地域です。 この地域の民家は、有田川の段丘に石垣を積むなどして造った平地に建てるのが一般的で、谷村家もそのようにして建てられていました。建築年代は不明ですが伝承では約200年前に建てられたといわれており、建築の形式としてもその頃のものと考えられています。移築の時建築当初の状態に復元された屋内平面は三間取りで、この地域の民家のかなり古い形を継承していることがわかります。入口を入ると、広い土間となっています。土間の右側は、仏壇・押入れ付の10畳間(オモテ)があり、その奥にイロリのある板の間(ダイドコ)と板の間付の三畳間(ナンド)があり、土間には3連のカマドや農家ならではの唐臼が据えられています。

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