オケラ
科 名 キク科
古 名 うけら
鑑賞期
用 途 薬用
特 徴 日当たりのよい山地の乾いた所に多いキク科の植物です。
茎はかたくて円柱状、葉はかたく切れ込みの有る場合があります。
秋には茎の頂に白色の花をつけ、周囲には針状の包状葉があります。
長い根茎は乾燥しておき、煎じて飲むと胃腸病などによくきくといわれています。
万葉歌 恋しけは 袖も振らむを 武蔵野(むさしの)の
 うけらが花の 色に出(づ)なゆめ
                         (作者不詳 巻14-3376) 
口語訳 あなたが恋しく思ってくださるのなら、わたしの方からそでを振ってお答えしますから、恋しく思うことをオケラの花のように決して顔色に出さないように