科 名
セリ科
古 名
せり
鑑賞期
夏
用 途
食用
特 徴
湿った所や溝の中によく生育するセリ科の草本です。
春に盛んに生長し、春の七草の一つになっています。
夏には白い小花がコデマリのように集まって咲きます。
葉にはかおりがあり食用にされます。
新苗がたくさん出る有様が競り合っているように見えることから、セリと呼ばれるようになったといわれています。
万葉歌
大夫(ますらを)と 思へるものを 太刀(たち)はきて
かにはの田居(たゐ)に 芹子(せり)そ摘みける
(せち妙観命婦(せちみょうかんみょうふ)巻20-4456
口語訳
立派な太刀(たち)をつけて堂々としていらっしゃるあなたが、仕事を終えた夜の間にわたしのためにこんなにセリを取ってくださってありがとう。