科 名
アカネ科
古 名
あかね
鑑賞期
秋
用 途
染料
特 徴
暖地に広く分布しているつる性の草本です。
茎は長くのびて、よく分枝し、断面は四角でとげがあります。
葉は1つの節から4枚出して(輪生して)、長い柄があります。
夏から秋にかけて多数の淡黄緑色の小花を開きます。
根は赤いのでアカネの名前がつき、赤色の染色材料に使われます。
万葉歌
あかねさす 紫野行き 標野(しめの)行き
野守(のもり)は見ずや 君が袖(そで)振る
(額田王 巻1-20)
口語訳
むらさきの植物の生えている野原を走りながら、わたしに手を振って下さいますが、困ります。
あの人が見ていらっしゃるかもしれません。でもうれしいです。