科 名
カヤツリグサ科
古 名
おほゐぐさ
鑑賞期
夏
用 途
編む・織る
特 徴
池沼中に大群をなして生える草本で、茎は高さ1.5〜2mぐらいで円柱形をしています。
夏から秋にかけて黄褐色の小穂をつけ、各小穂はだ円形で長さ8mmぐらいです。
この植物を使って花むしろを編みます。
イグサより太いのでフトイの名前がついています。
万葉歌
上毛野(かみつけの) 伊奈良(いなら)の沼の
大藺草(おほゐぐさ) よそに見しよは 今こそまされ
(柿本人麿歌集 巻14-3417)
口語訳
上毛野(群馬県)の伊奈良の沼のフトイのようによそながら見ていたときよりも今の方が思いがまさっている。