科 名
イチョウ科
古 名
ちち
鑑賞期
秋
用 途
食用
特 徴
中国原産で古い時代に日本に渡ってきました。
落葉性の高木で、時にはちちと呼ばれる乳房状のこぶが垂れることがあります。
秋には葉が大変美しい黄色になります。
万葉歌
ちちの実の 父の命(みこと) ははそ葉の 母の命 おぼろかに
情(こころ)尽くして 思ふらむ その子なれやも……
(長歌 大伴家持 巻19-4164)
口語訳
父上や母上がおろそかに思っているような、そんな子どもではあるまい。
後の世の人々が語り継ぐような立派な人にならなければ…。