科 名
マツ科
古 名
まつ
鑑賞期
春
用 途
建築資材/燃料
特 徴
海岸地方に広く分布している常緑の高木です。
多くは自生していますが、植林されることも多いようです。
高さ40mにもなることがあり、樹皮は黒っぽいのでクロマツ(黒松)と呼ばれます。
葉は針状でかたく、2本が対になっています。
4月に直立した新しい枝の上端に紫紅色の雌花ができ、枝の下部に雄花が多くつき、黄色の花粉を出します。
家屋の建築材・燃料用としてよく使われてきました。
万葉歌
磐代(いわしろ)の 濱松(はままつ)が枝(え)を
引き結び 真幸(まさき)くあらば また還(かへ)り見む
(有間皇子 巻2-141)
口語訳
岩代(いわしろ)の 浜にある松の枝を 今こうして結んで行くけれど、もしも無事であったなら、帰りにまたこの松を見よう。