ヨメナ
科 名 キク科
古 名 うはぎ
鑑賞期 春〜秋
用 途 食用
特 徴 やや湿った所によく生える草本で、地下茎で増えていきます。
秋に枝の上部に直径2.5cmほどの紫色の花をつけます。
春に若菜を食べると肌(はだ)がつやつやするということで、娘さんに好まれたようです。ヨメナ(嫁菜)はそんなところから呼ばれるのでしょうか。
万葉歌 春日野(かすがの)に 煙立つ見ゆ 少女(をとめ)らし 春野のうはぎ
  春野のうはぎ 採(つ)みて煮(に)らしも
                                    (作者不詳 巻10-1879)  
口語訳 春日野の方に 煙が見えるけれど、あれはきっとおとめ達がヨメナをつんで煮ている煙だよ。