科 名
キク科
古 名
よもぎ
鑑賞期
春〜秋
用 途
食用/薬用/染料
特 徴
山野に最も普通なキク科の植物です。
夏から秋にかけて茎の頂で分枝し、淡褐色の小形の花を穂のように多数つけます。
春には新苗をとり草餅の材料にします。鮮やかな緑と独特の香りで春の味覚には欠かせないものです。
葉の裏の綿毛はお灸(きゅう)のもぐさの原料にします。
整腸作用が大きいです。
緑色の染料に使われます。
万葉歌
大君の……ほととぎす 来鳴く五月のあやめ草
よもぎかづらき 酒みつき……………
(長歌 大伴家持 巻18-4116)
口語訳
ホトトギスの鳴く五月、アヤメやヨモギを頭に飾って酒盛り(さかもり)をして……