科 名
ブナ科
古 名
つるばみ
鑑賞期
秋
用 途
染料/燃料
特 徴
野山に多い落葉高木で多くの葉が茂り高さ17mぐらいにもなり、樹皮には深い裂け目ができます。
葉はクリに似ていますが、葉のまわりのきょ歯の先端に葉緑体がありません。
果実はほぼ球形でドングリと呼ばれ、せんじた汁で衣服を黄褐色にそめられます。
秋には葉は黄色や褐色に色づきます。
樹木は燃料用として使われます。
万葉歌
つるばみの 衣(きぬ)解(と)き洗ひ
真土山(まつちやま) 本(もと)つ人には なお如(し)かずけり
(作者不詳 巻12-3009)
口語訳
クヌギの果実で染めた着物をといて洗ってまた打つという名のまつち山、その名前から連想される昔なじみの妻にまさるものはないなあ。
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